米国で大人から子供までヨガが大人気!
今、アメリカではヨガが大ブームです。先頃、米国CDC(疾病管理予防センター)の下部組織であるNCHS(National Center for Health Statistics)が発表した代替療法の利用状況に関する調査によると、現在、アメリカのヨガ人口は2100万人に達するといわれます。およそ15人に1人の割合でヨガを行っていることになります。
米国におけるヨガ人口は2000年以降急速に増えており、18歳以上でヨガをやっている人の推移は、2002年5.1%、2007年6.1%、2012年9.5%と年々増えています。
ヨガ人口の増加のきっかけとなったのが、2000年に起きた9.11同時多発テロです。多くの人々が情緒不安から心身の安定化を図るためにヨガを行うようになったといわれます。
そして、現在もヨガ人口は増加中ですが、特徴的なのは子供たちの間でヨガが大ブームになっていることです。4歳から17歳までの子供で、子供の総人口の3.1%、1700万人がヨガを行っているといわれます。
ヨガは呼吸法とともにアーサナと呼ばれるポーズをとります。呼吸法はさまざまありますが、長く深い呼吸は自律神経を整えることから副交感神経が優位になり、イライラや怒りが鎮まり、ストレスが解消されるといったメリットがあります。
私達はふだん呼吸が浅く交感神経が緊張しがちですが、こうしたヨガの呼吸法を行うことで常にリラックスした状態で過ごせるようになります。
ヨガは呼吸法とともにアーサナといわれるポーズをとりますが、アーサナは8千種類あります。このアーサナの中でも人気なのは若返りのポーズでしょうか。
例えば、代表的なものに、鋤(すき)のポーズと呼ばれるものがあります。このポーズは、仰向けになり、脚を持ち上げて頭の向こうに足先をつけます。
このポーズにより、背骨の柔軟性が高まり、内臓も刺激され、神経系も活性化します。腸の蠕動運動も促しますので、便秘解消の効果もあります。
他にも、現代人が手軽にできるアーサナはたくさんありますが、呼吸法とともに行うことで、ストレス解消やアンチエイジング対策になり、今後ますますヨガ人口が増加していくことが予想されます。